こんにちは。ふみです。
この記事は八木仁平さんの著書である世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方を読んで思ったこと、そして自分が実際に書かれている方法を使ってみた結果を書きたいと思います。
「やりたいことが見つからない、わからない」と悩んでいたり「生き方」について考えている方にぜひ読んでいただきたい記事です。
結論としては「10代と20代前半は将来の仕事を決めるために、20代後半以降は転職や副業を考えるためにこの方法論は有効」と感じました。
私がこの本に出会ったのは、5:30早起きチャレンジのために参加している「朝渋Knock」というコミュニティで著者の八木仁平さんの対談を聞いたことです。
ご自身で考案された「自己理解メソッド」を説明されていて、おもしろそうだと思ったので本を買って実際に使ってみました。本に書いてあるメソッドをやった自分の結果も記事の後半に記載しています。
やりたいことが見つからない理由
この本の中でまず最初の方で「やりたいことが見つからないのはなぜか」について色々述べられています。その中で私が気になった点を3つあげます。
1つ目が「一生続けられることでなければいけないと思うのは間違い」というものです。
言われてみれば当たり前なのかも知れませんが、けっこう自分には刺さりました。「どうせ見つけるなら一生やっていきたいと思えるもの」と思ってしまいがちな気がします。
2つ目が「選択肢が多すぎることが問題」というものです。
私としては「やりたいこと(want to)をさがすにはまずできること(can do)を増やしたほうが良い」というイメージがあったので、これまた結構刺さりました。
私もブログを始めてみたのは仕事の中で「あいまいなモヤモヤした議論を言語化して整理するのがうまい」と言われるのが多いからです。また、言語化するのも好きなのですが、正直ブログが自分のやりたいことなのかは明確になっていない所があります。それがこの本を買った理由でもあります。
あとこの点でもう一つ思ったのが、若いうちに選択肢があまりない状態で「少ない選択肢の中から探すのはどうなの?」という気もしていたのですが、1つ目の点と併せて考えれば、時が経てばやりたいことは変わってもOKなので、自分的にはだいぶスッキリと受け入れることができました。
3つ目が「やりたいことを考える前に言葉をシッカリ定義せず曖昧なまま考えているから」というものです。
そして、このやりたいことを定義して考えるというプロセスが、この本で紹介されている「自己理解メソッド」です。
本当にやりたいことを3要素に分解して考える
この本では、「やりたいこと=好きなことx得意なこと」の2つをかけ合わせた所にあり。
「本当にやりたいこと=大事なことx好きなことx得意なこと」の3つをかけ合わせた所にある、と定義しています。
これまた非常にスッキリとしていて腹落ち感がありました。好きなこと(興味のある分野)じゃないと夢中で打ち込めない。得意なこと(自然にやれちゃうこと)であれば苦にならない。さらにそこに大事なこと(自分のコアとなる価値観)が重なれば心から夢中になって面白がれる、というわけです。
そして、この本ではこのやりたいことを3要素に分解した上で、それぞれの要素をどのように考えればよいかについて非常にわかりやすく手順が掲載されています。自分でもやってみました。
自分の「本当にやりたいこと」を本に従って考えてみた
自分が本に従って、親しい友人や尊敬する先輩にも連絡して聞いてみながら3要素を整理してみました。その結果が以下です。
大事なこと(価値観)
自由:お金・場所・時間の制約を受けたくない、自分で考えて好きに行動したい
魅力:人間的に魅力的だと思える自分になりたい
勇気:変化を恐れず、信念に従って進む、自らの正義を貫く
調和:相手や社会のことを考えて全体をより良くするように動きたい、理想状態を考えて変えていきたい
エンジョイ:自分らしく自然体、楽しいこと・好きな事をしていたい
得意なこと
人の話をシッカリ聞いて相手に気づきを与えられる
言葉で人の背中を押す
抽象的だったりモヤモヤしていることを言語化できる
目的のためには障害があっても我慢強く取り組む事ができる
情報を整理して体系立てて説明することができる
前向きな人であれば粘り強く対話をすることができる
本質的な課題を特定できる(問題発見能力)
楽しいこと・好きな事には本気で打ち込める
ポジティブで意見を出せる雰囲気を作ることができる(心理的安全性の構築)
好きなこと
コーチング
習慣化
心理学
筋トレ
これらをどのように整理するのか、そしてこれらのパーツからどのように自分の「本当にやりたいこと」を考え出すのかは本の中に書かれている方法を是非試していただきたいです。
自分はこの3要素を考える自分との対話時間は非常に楽しくできました。特に価値観のところはあまりこれまで考えたことがなかったのですが「いつもイライラしている事を思い返すと確かに自分はこれを大事にしている!」と思えました。この自分の価値観を整理できるだけでも本を買った意味があったと思えました。
自分は上記3要素から考えて、本当にやりたいことは「コーチングを用いて相手の気づいていない悩みを言語化する手助けをする」ことではないかな、と仮設を立てました。
わかりやすく実用的。このメソッドで仮説構築と検証を繰り返したい
何度も書いていますが、非常にわかりやすく「やりたいこと」が定義されており、かつどのように考えていけば良いかも実践的に示されています。読みながらワークを行えば、自分のやりたいことを考えていく事ができそうだなと実感できる内容でした。
上記に示したのはあくまで1日で読んでワークをして出してみた結果なので、これを元にさらに周りの人にもヒアリングしたり自分で内省してみながら何度もブラッシュアップして「本当にやりたいこと」を考えていきたいと思えました。
それと同時に、会社員やりながら副業ブログとかやってないで、この本で「本当にやりたいこと」を見つけた上で本業を変えたほうが良いんじゃないか?ということも薄っすらと頭によぎったりもしました。